ジャック(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに目標球に近づけるかを競います。
障害によりボールを投げることができなくても、ランプ(勾配具)を使い、自分の意思を相手に伝えることができれば参加できると共に、障害のクラスによっては、ボールを蹴ることも可能です。
ボッチャ競技規則は、日本ボッチャ協会競技規則に基づき、障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」の協力を仰ぎ、競技ルールをアレンジしています。
体験会や大会等を開催するにあたり、さらにローカルルールを設けたりして、参加する方の状況に応じて活動をしていただければ幸いです。
そこで、バドミントンコート(ダブルス)を活用し、スローイングエリア等のラインを引くことで、コート作成の時間を短縮することができます。
なお、スローイングエリアですが、6つのボックスが必要ですが、活動場所等に合わせ、2つ、4つのボックスにすることも可能です。
個人戦(1vs1) | 上記コートA:③・④のボックス、B:②・③のボックス、C:①・②のボックスを使用 |
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ペア戦(2vs2) | 上記コートA:②・③・④・⑤のボックス、B及びC:すべてのボックスを使用 |
チーム戦(3vs3) | 上記コートA:すべてのボックス、B:使用不可、C:すべてのボックスを使用 |
※当協会では、より多くの方が体験、ゲーム等の参加ができるように、チーム戦を推奨します。
ここでは、チーム戦(3vs3)を想定して、説明をしていきます。
試合の構成は、個人戦、ペア戦は4つのエンドで1試合が構成され、チーム戦は6つのエンドで1試合が構成されます。
なお、上記にも記載したとおり、多くの方が楽しめ、参加できるようにローカルルールを設け、3つのエンドで1試合を構成し、以下のとおり進めていきます。
先攻を選んだチームは、ボールが赤となり、上記コートAの①・③・⑤(コートCの場合は①)に入ります〔後攻は青ボールとなり、上記コートAの②・④・⑥(コートCの場合は②)に入ります〕。
選手はすべての競技用具、ボール、所持品を自分のスローイングボックスに入れておかなければなりません。
ジャックボールが「ジャックボール無効エリア」に止まったり、コートから出たり、サイドライン、エンドラインに触れていても反則となります。
※先攻チーム(赤)が投じたジャックボールが反則となった場合は、後攻チーム(青)に投球権が移ります。再度、青チームが投じたジャックボールが反則になった場合は、赤チームに投球権が移り、以降、有効エリアに留まるまで交互にジャックボールを投球します。
※ジャックボールの投球権が青チームに移っていた場合は、青チームが投球します。
以降、ジャックボールから遠いチームがボールを投げていきます(図-1)。
なお、各チームの投球順は決められていませんので、誰が投球しても構いません。
ジャックボールから両チームのボールが等距離なった場合(図-2)は、以下の方法でゲームを続けます。
すべてのボールが投げ終わると、第1エンド終了です。
ゲーム中、ジャックボールがコートからはじき出された場合は、クロスの中心にジャックボールを置きますが、すでにクロス上にカラーボールがある場合は、クロスの全面にサイドラインから等距離となるようにジャックボールを置きます(図-3)。
※図-4は、赤チームが2点で、青チームが0点となります。
なお、同距離の場合は、ボール1個につき、1点が与えられます(図-5)。
勝利チームの2番目に近いボールと敗北チームの1番目に近いボールが同距離の場合、赤チームが1点で、青チームが0点となり、等距離のボールは得点をつけません(図-6)。
第2エンドは、青チームがジャックボールを投球します。
第1エンドで赤チームから青チームにジャックボールの投球が移っても、第2エンドの先攻は青チームになります。
続いて、ジャックボール投げた選手がボール(青)を投球し、第1エンドと同様にゲームを進めていきます。
すべての投球が終了後、得点をつけて、第3エンドに進みます。
ここでは、最終エンドとなり、本来であればジャックボールは赤チームに移りますが、ローカルルールとして、じゃんけんにより、先攻後攻を再度決めます。
ジャックボールはクロスにおき、じゃんけんに勝ったチームが先攻後攻を選び、ゲームを進めていきます。
※6エンドで実施する場合は、赤チームが先攻です。
すべての投球が終了後、得点をつけて、合計点数で勝敗が決まります。
本来は、タイブレイクとして、追加エンドを実施しますが、ここでは、ローカルルールを設け、以下の要領で実施します。
※こちらに定めのないルール等が発生した場合は、主催者が協議の上、ルールを定めましょう。
さらにボッチャを知りたい、競技として本格的にボッチャをやってみたい方、またボッチャ競技のほかに障害者スポーツ活動に興味がある方は、以下にアクセスしてみてはいかがですか?